やっぱりヒースJOKER、しかしホアキンも。
ジャックニコルソンがジョーカーやってたな、あの化粧=バットマンの敵っていう印象はありました。演技はみたかもしれないし見てないかもしれないしみたいな曖昧な記憶です。
きっちり白塗りでキッチリカラフルに色分けされたあの感じがきっと公開当時はアメコミ感を表すのに合ってたのかもね
お話も娯楽的な感じ。
時は流れて2000年代。
ビジュアルで一気に持ってった。
もう言わずとしれたヒース・レジャーのジョーカー
薄汚れた化粧にまだらな金髪。
真っ黒い目。
物語も深いしマシーンやらハイテク機器やら大掛かりな爆破やら娯楽要素もたっぷり。
キャストが豪華、でみな演技が上手い。
演技がよいところにストーリーもよい、となるとヒットするべくしてした作品でしたね。
バットマン三部作公開のタイミングも非常に良かったのかもしれないですね。
1990年代から2000年に変わって数年。アホみたいに世界は変わっていってます。
バットマンロビンが1997年、毎日技術が進歩しているような印象の映像の世界で8年は大きい。
あと既存のダークアメコミ感重視、エンタメ感のバットマンシリーズと大きく変わった印象を与えたバットマン ビギニングが映像が凄くて注目されていたような
その続編な上に、こうきたっ!!!すげえ!すげえよ!!っていうジョーカーのビジュアルね。思いつくようで誰も思いつかなかったこの感じ。
「レオン」では冷酷にマチルダ家族をぶっ殺していたゲイリー・オールドマンは渋い渋い刑事さん役。
たまらんね。あの渋み。あの色気。枯れ感。
レオンとは反対に涙を流して命乞いをするという正反対の演技に結構胸熱です
ハービーと同じくこれは最愛の人を亡くして頭がやられるパターン…と思ったらバットマンが来てくれた
憎しみでダークサイドに落ちるという負の連鎖は止められたけどバットマンは濡れ衣を着て逃亡するという悲しい運命に
表の世界では重役として企業を支え裏ではメカニックも担当する理系オジはモーガン・フリーマン。
普段は飄々とした雰囲気なのにジョーカーがどんどんやりすぎていく様子をTVで見ている静かな怒りの様子がたまりません。
ここまで名前羅列しても鳥肌物のキャスト。
ダークナイトでは出しゃばらずムードメーカな雰囲気です。
イケメンお坊ちゃまで恋愛には不器用なバットマンはクリスチャン・ベール。イケメン~
で、ジョーカー、ジョーカーといえばもうヒース・レジャーのこれ。
ヒース・レジャーは自分が見たやつだけですが、ロックユー!のときはイケメン全開の役柄。
ブラザーズ・グリムあたりから演技が深くなってきた感。で、ブロークバック・マウンテンでノミネートされてからのこれ。
隙間隙間に公開されている作品との時系列まで調べていないですが、トントンときてての逝去でね。
あがり症だったということですがその影響もあっての薬物?
薬ちゅう役にやりきるために接種したら抜けられなくなったとか?
芸能の世界はこういう亡くなり方が多すぎて悲しいです
暴力こズルい暴力こズルい暴力!!!のどちらかというと外向的なダークナイトジョーカーですが、
ホアキン・フェニックスの「JOKER」(2019.10.4公開)は…不穏な空気、病みそう、辛そう。
きっと物語の最初から彼は疲れて病んでいそう、というかギリギリな感じ。そして溜まりに溜まった不満とかいろんな負のものが外の世界に出るまで、つまり向こう側にいくまでが描かれるかんじですが、それがコワイ。
経緯をたどって見せられるのは辛い…でもそういうの無しにしても物語的にすごい面白そうです