シン・ゴジラ、渡辺哲さん。
話題になっていたのは知っていましたが、今回地上波で放送されたので視聴しました。
エヴァも大ヒット、ゴジラも大ヒット、ということで「あー才能ある人って何やっても結果残すんだなー」って感じました。日本で出来る限りの技術で頑張ってておもしろかった。
①「え。動くの?」
この「え、動くの?」の言い方指導が秀逸。役者さん全員残念な台詞回しの中で唯一ここいい感じです。ちょっとすっとぼけた感じ。これと気象庁の偉い人が「あのー大臣、」と話し出すとこ、あそこは上手。官僚リアリティ。
②蒲田くん、キモし
テレビや映画見ていて独り言言わないたちですが、ね、もうね、出てきた瞬間、「げえぇキッッモ!!!」って声が出ましたわ。ほんとキモイ、キモイに尽きます。
何も考えてない目にしたい、ということで、深海生物、生きた化石と言われるサメのラブカをモチーフにしたとのことですが、もうあの目。まっるい不気味な目。あのエラ。なみなみ動くの何なあれ?肉の赤?ほんっとキモい。
あと、蒲田くんは進化途中なので、前足(前腕?)がまだ短くて先端丸いんですよね、だから後ろ足で歩きながらずりずり這ってるんですけど、あの生え切ってない前足もキモい。這うのもキモい。
とにかくもう何もかもキモい。近年にないキモいキャラ。
ゴジラといえば誰もがこの恐竜型
を思い出すところを、進化するという発想と、こんなキモいやつをモチーフにするところ、目の付け所が凄いですね。
③早口選手権
「実際の官公庁、省庁の人間は早口だ」あと「台詞を尺に収めたい」ということで、早口を推奨された俳優の皆さん
確かに普段の話し方って思ってるより早口ですけど、
普通話し言葉って「○○で、○○……(ここまで早口)うーん、でもぉ、(考えるところは遅い)(だんだん早くなりだす)○○○○○○○○○○(言いたいこと言いたくなるからどんどん早くなる)、○○○○はどうなの?○○○○なんじゃないの?(畳みかける)」みたいに、会話中早いとこと遅いとこがあったり、言葉のテンポやリズムがずれて話しません?ずっと一定じゃないよね。が、出演者の方ほほぼ全員、全部台詞が一定の速度。あれじゃもう台詞じゃなくて、早口言葉大会。生麦生米生卵、と一緒。全然話し言葉じゃないんですよね。
それが逆に普段この言葉話慣れてない感が出てしまってて、この点についてはリアルさないなーって思いました。
その中で一番普通っぽくお話されていたのが、渡辺哲さんだと思います。お年寄りですけどそこそこ滑舌もいいし、柄本さん余さんあたりの狙いすぎ感もないし、ほんとに普通の話し方に近くてこういう人いそうっていうリアルな雰囲気、好きです。(枯れ専)
④……ひと言も聞き取れない(らしい)ことで話題のさとみさん英語
私はよくわかりませんけど、海外在住者さんや、帰国子女さん、英語圏で生活していたことがある人などなど、そういう方にしてみると、パタースン・さとみさんのセリフは何を言っているのか分からないんだって。
何を言っているか分からない、って…もうどうしようもなく可哀想…。
恐らくキャラ的には英語が通じてる通じてないはきっとどうでもよくて、「高飛車で、まああとはなんとなく雰囲気でネイティブ風に見えればいい」って感じでOKなんでしょうけど、もしご本人は結構自信もって喋っているとすると不憫。
逆に若干たどたどしく感じる竹野内豊さんの英語は綺麗なんだとか。へー
⑤最後のしっぽが当時も話題になっていたのね
最後、しっぽの先に蒲田くんのクチみたいな牙だらけの口が何個か出現していて、さらに人型のものがいくつも飛び出そうとしていました。考察サイトがいっぱいあって皆さん楽しく推理されてます。
わたくしの推理では、進化でしょうな(考察したい)
ゴジラさんの肉片切れっ端が瑞々しいカットをわざわざ入れてるところ
群体になる可能性もある(とってつけたような教授台詞)
飛翔して大陸間を移動の可能性も(とってつけたような教授台詞)
「遺伝子」や「地球上でもっとも進化した生物」ってワードといい、
そもそも初っ端から怒涛の進化の過程見せてってるしね
人間が一番怖い=人間最強、とゴジラが考えて、人間(人型)に進化しているっていう話ですが、その個体の完成形が実は巨神兵じゃねーかっていうのは面白い推理ですよね。
薙ぎ払えっ!!!