金塊の場所って。(ゴールデンカムイ本誌179話)
ちょこっと動いてきた本誌。
しっかり見てらっしゃるファンの方は「長谷川さん」の正体を予想していて「すげえなあ」と思いました。
マシンガン出してきた時点で気づくべきだったかね?
妻が流れ弾に当たったらしいということだったんですが、私はてっきり
恩情で実家に逃がしたのに戻ってきてしまったから「長谷川さん」が自分で奥さんと子供を撃ったんだと思ってました。だって奥さん生きたまま見つかったら長谷川さんも危ないじゃないですか。
「長谷川さん」そういうことしそうじゃないですか。若いんでちゃんと奥さん好きだったとは思いますけど任務優先しそうじゃないですか。
長谷川さんはこのエピソードよりもっと前に壊れていそうですし。
キロランケ一行がロシアの国境を越えようとしたときに軍隊に狙われていたのも、「長谷川さん」が当時のことをよーく知っていたから情報を流せたんですね。
あと脱獄のために待っていたのは「流氷」。あーそうなんですねー。月は全然外れてました笑
海が流氷で塞がれて樺太島と大陸と陸続きになるとねー。作家さんてすごい発想。
海・・・・。
たまたま読み返していたら金塊の話をしている4巻「フチのウパシクマの回」で
「砂金は村の代表者が船を使い海を通って一箇所に集められた」と言ってました。
海を通る、って結構特殊な言い回し。
・・・長万部かなー。とか思ったりして。
小樽以外でも「日高、釧路、白老でも砂金取りのせいで鮭が取れなくなった」って言ってますけど、例で挙げられてる土地全部下側の海岸線沿いなんですよねー。
惨殺されたアイヌが見つかったところが「苫小牧」(またもや海沿い)
ウイルク(らしき人、網走監獄に居た「のっぺら坊」)が見つかったのが支笏湖
海を「通る」っていうと何となく同じ北海道内を行き来するイメージないですか?内地や樺太まで行くだと海を「渡る」って言いそうだけど…どうかねぇ?
そもそも「長万部(おしゃまんべ)」って物凄い地名。素人の私も知ってるくらいインパクト大な地名。
ウィキ見てみますと・・・
古くからアイヌの先住地であったので地名はアイヌにちなんだもの。
この地では「シャクシャインの戦い=大規模な蜂起」があった。
和人との戦い用に集めた金塊ですからそれを由来のこの地にってあり得るような。
最初函館?って思ったんですが、箱館戦争のこともあるしとても近づけないだろうと。
にしてもここ数話のウイルク見てますと、まー恐ろしい。
なのでますます網走監獄にいたのはウイルクではないと思えて仕方ないです。で、アイヌ惨殺したのはウイルクのような気がしてきました。あの冷静さ、サイコパス感、やりかねん怖さがあります。
でもそうなるとアイヌ惨殺現場の遺留品にキロランケの指紋が付いていたのはどういうことかってなりますけど、「長谷川さん」がそのように偽装したとしてもその意味分かりませんね。
ほんとにあの襲撃の混乱で流れ弾で妻子を亡くしていたとしたらあの革命3人組みんなに恨みありそうなのでウイルクの指紋のままでもいい。キロランケ個人に恨み持つ理由が判りませんし。
じゃあやっぱキロランケがやった…?それともまさかのウイルクがなにか細工してキロランケの指紋を付けた…?
まあこの件も「わー!」っていう事実があるんでしょうねー、作家の人ってすごいねぇ