マグニチュードだけはやたら高い、でも震度はあんまないみたいな嫌な感じの地震が続いていて、家にあるものを見直しました。
こういう字のみのブログじゃなくて、YouTubeなどでも、実物の映像が見られる防災グッズ紹介を山ほどの人がしています。
が。
何種類か動画を見て気になったこと。それは、防災グッズを「100均」で買って揃えている人が多いということ。
確かに、数時間持ちこたえられれば行政が用意した何らかのグッズや食料を得られるかもしれないけども、果たしてその100均グッズ、その数時間さえ機能するのかい?と。
100円ショップのものは、100円で売られるのですから当然安価な素材、最低限の資材で作られています。
見た目はハイテクそうでも、中を開ければ、本来はここにパッキンをかませるとか、本来はここに絶縁の塗装をするとか、もう一つ技術をかませるべきところを省いていたります。
X(旧Twitter)などでも、電気のタップなどを分解し検証している方がいます。当然ですがメーカー品とは中身が違います。
100均製品の怖いところは、とりあえず書いてある製品としての機能は果たすが、それが続くとは限らないところです。
例えばタップなら、電気は通すよ、タコ足できるよと。確かにできる。が、その後それがもつかどうかは知らないよと。そういうことです。
なので、防水ばんそうこうだの、防水なんちゃらだの、〇〇対応ケーブルだのと謳っていても、本当にもつのか、必ず使用してから防災グッズに加えることが大事だと思います。
例えば、ばんそうこうで言えば、正規のメーカ―品はしっかり貼れて多少のことでは患部からズレないわけですが、100均のばんそうこうは、傷などに貼れ「は」する。
が、靴ずれに貼ったし歩き始めようと思って靴を履いた拍子にはぐれる、とか普通にあります。
防水機能を発揮する以前の問題です。
例えば、固形燃料の上に鍋を載せるために支えとなるポケットコンロ。鉄っぽいアレ。
確かに、一見頑丈そう。折りたたまれてる脚は開く。何とか鍋も載る。
が、開く時のヒンジがすぐ駄目になって鍋を支えるとかができなくなる。ということもあります。
包帯。確かに巻ける。でも、あっという間にすぐ破れるとか。何なら巻いている力で裂けてくるとか。
水を貯めるポリ袋タンク、水は入る。が、重みに耐えられないとか。すぐ破ける。とか、給水フタ付きなのにすぐフタが駄目になる、とか。
なので、何でもかんでも「100均で」は危険です。
特に、何らかの「機能」が必要なもの、機能というのは「何回も開いて閉じてを繰り返して使う」とか「電気を通す」とか、「同じ負担に耐え続ける」とかに使用するものについてということです。
メモ用紙やスプレーボトルや、簡単なタオルハンカチ、レンジで使用できますシールの貼ってあるプラ食器とかくらいなら100均でいいと思いますが、いざ使おうと思ったときに、全く使えないということになり兼ねないのが100均です。
100均だってお金を払って買っているので、ちり積です。それが全部パーと思うとむなしいです。
というか、いざ災害時、ほとんどのものが使えなければ全く意味がないです。
なので、繰り返しますが、買って持っているだけでそろえた気になりがちですが、機能が必要なものは100均ではなく、できればちゃんとしたメーカー品を買おうという話でした。
(使わないかもしれないのにもったいない、というのは確かに分かるが)