chocomotan’s blog

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杉元ボイスのままでいて。(ゴールデンカムイ第6話)

声つき二瓶鉄造、すごく魅力的ですねー。

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コミックでも嫌いじゃなかったですが、二瓶の声を当ててらっしゃる大塚明夫さんのお声が付くと魅力10倍アップでした。さすが、すごし。

洋画劇場とかの吹替えで聞いたことのある渋いスマートな時や、肉体派な時などのお声も素敵ですけど、ちょっとだけ下衆い感じでおじいさんの口調をちょっと強調したかんじの演技がすごーくマッチ!

死んでほしくなかった…だってこの先二瓶にまつわるいいエピまた少しあるじゃないですか。油紙で写すことにして生かしたって良かったのにねぇ。山に放てば邪魔しなさそうだったよ?

でもまあ仕方ねえ。

 

ニヘイゴハンきたねw 「あぐ。(速攻)ウマーイっ!」ってなんてかわいい…あとあれね、「勃っ起ぃっ!」ね。

あ。それいいんだ?って思ったね。

声が付くとこんなにすんなり耳に入るのかと、そしていい言葉に聞こえるマジックw

言い方がお上手なのか、それとも原作読み過ぎて「勃起」という言語にマヒしてるのか。耳への違和感がゼロです。

 

そして、この前回の流れから、もしや…もしやこの6話、杉元の「俺を忘れないでいてくれるかい?」の腰砕け台詞がくるのではっ!とドキドキしとりました。

 

し・か・し。

 

蓋を開けてみたらそれよりもなによりも。

「来たぁ……金塊の手がかり」(悪人の声)

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悪うぅ…!!顔悪う!!でもいい声ドキドキドキ。お腹いっぱい♡って酔ってたんじゃねーの?実はシラフこえーッ(しかし酔ったと思ってシラフのギャップ設定自体は好物)

 

「BBAがゴールデンカムイで気になること」でも書いたのですが、この一瞬前に実はレタラが狙われていると判ってアシリパさんがショックを受けているところに「朝を待とう。しっかり休まないと」と親身な気遣いみせていたのに、コロッと一瞬でこの悪党の顔、そして悪党の声。

原作コミックでも悪い顔です。別にアシリパさんを騙してるって訳ではないんですよねぇ(まあ最初はこの子利用してやろうって気持ちがデカかったろうけど)。

悪いやつかと思いきや、その次の回ではアシリパさんを人質にとる谷垣に「その子を人質にするなっ!!」とものすっごいキレておる。不安定か?どっちやねんと。

悪い杉元も気遣いする杉元も乙女な杉元も全部本当なところがなんか余計闇を強調してるかんじ…

 

話数が進んでいって暗号解読、金塊の行方について杉元の目的が金塊ではないかんじになっていってもやっぱり苛烈なかんじは残ってますし、乙女でかわいい、鈍感なのかと思いきや、キロランケ登場のところや赤毛ヒグマの回では敵かもしれない登場人物には油断せず動向を探る、でも口から出す言葉では疑ってる腹の内をカムフラージュする知恵もあり、また土方にとって自分が邪魔になる、ということも気づいていたり。

杉元ぉ~こえーよー…。

 

さて、アニメ好きの方は多くの方が『「杉元佐一」は細谷佳正さんが声を担当すると思っていた』みたいでして、Twitterやら掲示板やらですごくよく見かけました。

鉄血のオルフェンズ」のオルガ・イツカの方です(これは観てない)。「アルスラーン戦記」(……)のダリューンの方です。「黒子のバスケ」のスリー得意な先輩の方です。そして「この世界の片隅に」の周作さんの方です。他にもいっぱいされている人気の声優さん。

今回その細谷さんは谷垣で登場。

一体どの場面がみんなで録って、どの場面が全員揃っていないのか、素人には分かりませんが、なんとなく、今回の杉元は細谷さんの口調?や声質?に引っ張られてる感が感じられたんですけど…。

プロだからそんなことはないのかもしれないけど、すごく似て聞こえたんですよねぇ。もともとざっくり分けると同じ部類の声質なのかもね。

 

でも自分としては、視聴者のほぼ100%に「杉元佐一の声ピッタリすぎる」と言われてる小林親弘さんに最初のまま杉元のままいてほしいなーと思います。

だってさー、この先2期とか続いていったら、ゲンジロちゃんと行動が一緒になってきますしもし引っ張られてて余計似てきたら…

 

「甘くて優しく男気あって青年ぽくてエロくて激しくて時々冷徹で恐くて、ほんでもって…ryベスト オブ ベスト、杉元オブ杉元ボイスの味」がなくなるのがイヤですーっ

公式の監督さんたちのお話にも書いてあったじゃないですか、幅広くオーディションしたって。野田先生も「人気の声優さんから選ぶんじゃなくて本当に合っている人にしてほしい」と強く言ってて、それで決まったんじゃなかったでしたっけ。

唯一無二の声でイケーっ、杉元、チェストー

女関係に運がないキャスト。(ゴールデンカムイ)

第6話楽しみですー。鹿肉酔っ払いのアレ、来る?

ということでまだまだ言い足りないゴールデンカムイ

 

メインキャストはみな女運・家族縁がない!ということで女性関係などに絞ってわたしの勝手な解釈もふくめてご紹介と妄想。

 

エントリー№1 杉元佐一 両親病死で天涯孤独、好いた女は親友の嫁

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一家全員結核で死去。(ズーン…)

村から疎まれる生家を燃やし(!)、幼馴染の梅ちゃんこと梅子さんと相思相愛だったにも関わらず、「連れてって」いう梅ちゃんに万が一自分との接触で罹患させてはならないと彼女を置いて村を出奔。その間に梅ちゃんはもう一人の幼馴染と結婚。(ズーン…)

おそらく、食べ物と住む場所に困らないという理由で軍に入隊したんじゃないかなー。で日露戦争で不死身の杉元の異名を取る。

イケメンなのでモテモテ人生だったろうが恐らく「…ごめん、俺は…。ごめん。気持ちはありがとう」などと女性には硬派で優しく生きてきたと予想。とはいえそれなりに娼婦さんの利用は割り切ってしていそう。

 

エントリー№2 尾形百之助 両親弟皆殺し母からの愛情の飢えを引きずっているのが危険。

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陸軍中将の私生児。ダンナに見向きされなくなって発狂してしまった母ちゃんを子供の頃に毒殺。(あー…)

本妻の子で自分の弟にあたり上司である花沢勇作少尉を混乱に紛れ203高地で射殺。(あー…)

鶴見中尉と組んで実父の花沢中将を自殺にみせかけて刺殺。(あー…)

毒殺・射殺・刺殺……現在☆3つです。

同居していた祖母の愛情は受けたらしいが、一番欲しい母親の愛情を求めても求めても得られなかったため色々拗らせ歪んでいるかんじで、さらに弟殺しは何気に罪の意識を持っていそう。だから余計闇落ちしているのでは。

気だるい雰囲気とクールな風貌から女性からもモテたはずだが女性不信ぽいので恐らく使い捨ての女性ばかりだった気がする。なので本当の恋愛に出会った場合何か…キケンを感じます。

 

エントリー№3 月島 基 母はおらずクズの父親を撲殺し投獄。好いた女は自殺

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新潟の島出身。家庭環境が悪く島民から疎まれるため本人も乱暴者として生きざるを得なかった。唯一気があった女性と想いが通じ日清戦争後一緒になる約束をするも、女性は月島が戦死したという月島実父が流したデマのせいで自殺(もしかしたら月島の実父に手籠めにされたのかなーと…)

デマの元凶の父親をこれまでの恨みも重なって撲殺。

過酷な過去を持ちさらにトンチキ第七師団に属しながらも登場人物の中では闇落ちのない常識人で、おのれの闇も弱さも認識しているようなのでメンタルも強い。

何気に普通に軽ーい恋愛はしていそう。そして女側から振られていそう。

 

番外編 谷垣ゲンジロ(源次郎)

こちらは妹さんが死去。その絡みでマタギを辞め家出同然に軍隊に入隊するも、妹と息子に相次いでいなくなられた母親は心労で死去。

とはいえ、妹さんの件も解決し二瓶さんのおかげで登場人物中では最初に救われている感のある人。お父さんお兄さんもご存命ですしね。フチもオソマもいますし。

最初は警戒していた謎のアイヌ女性インカラマッと旅する間に、元来の性根の優しさや純朴さでなんやかんやとインカラマッを助けるうちに好意を持たれ、それにほだされるように男女の関係に。(ゲンジロもやることはやる)

ということで過去やしがらみから解放される&女性もゲットということで今のところ心も身体も満たされておるゲンジロさんです。何気にインカラマッに裏切られていたり亡くなったりして関係がダメになっても、きっとまたいつかいい相手が出てきそうと思われる。

 

ということで、幼馴染、母親、妹ときたら、まだ過去を明かされていない鶴見中尉はズバリ「妻」絡みで何かありそうと思いますよ。

年齢的にね、一回は結婚してると思うのよ。「武士の一分」でしたっけ?上司のところにお願いにいったら手籠めにされた話って。明治時代にもそういうのあるのか分かりませんけど、何かで上司と自分の妻がっていうトラウマがあるとか…。年齢に対して階級が中尉どまりであるのも何か関係があるのかも。逆に上司の妻と秘密の恋仲になったとか?

また、お酒飲まないのは父さんがものすっごいDVだったとか…。ピアノもたしなみ品のある雰囲気で中流以上の家庭で育ったかんじですが家族は壊れていたっぽい雰囲気はありますよね、果たして。

 

ちなみにキロランケさんは明るく百戦錬磨。(終了)

牛山さんも紳士に百戦錬磨。(終了)

白石に関しては遊女や飯屋飲み屋の女の子と遊びつつ、ちょいちょい本気になりつつという感じで重い女性トラウマはなさそうです。

若い時から盗みしちゃうとかで娑婆にいるより監獄生活のほうが長いということなので、貧しくて家族のために泥棒したのか、家族がいなくて泥棒して暮らしていたのか、家族が不仲で非行に走ったのか知りませんが、とりあえずなんとなく家族愛が薄い雰囲気なのは共通してますかね。

 

妄想楽しいw

 

 

ゴールデンカムイ158話まで。謎だらけ気になること。その③。

ゴールデンカムイで気になること、続きです。

⑥杉元

これは別に謎とかではないんですが、「アシリパさん命じゃん、愛じゃん」みたいに世間に受け取られてますが、悪い顔するときもありましてね。なんだか闇が深い人だなと思います。戦争って怖いね…

刺青情報が出てきた時の顔ったら…!ほんと悪いコワイ顔…。

信頼と絆が出来てきたなーと思っているところに12巻の都丹庵士の回。刺青情報が出てきてまた悪い顔「来た…」(ニヤリ)ってね。あとは姉畑回の熊まつりのとこでも「あの世でも金が大事か」みたいなこと言ったりね。

ユク(鹿)のお腹の中のイイ回でも、アシリパさんの言葉に泣いてしまってましたけどたぶん元に戻れない自分に泣いているだけできっと救われてはいない…

旅館の按摩さんのときも杉元には役目があるから生かされているというアシリパさんの言葉にも怖い顔…。

 あとはいくらなんでもやっぱり躊躇なく殺していくところがまあ正直普通じゃないですよ

 

正義感も強い、優しい、かわいい、そこそこやんちゃな年相応、でも考え方柔軟。杉元自体は基本すごくいい人ですし、会話も普通の兄ちゃんらしいんですけど、きっと純粋すぎるところがあるんでしょうねぇ。純粋すぎる人は逆に残酷にも徹することが出来るというか、ふり幅が激しくてコワイのです。

それが例の偽アイヌ滅多殺しの回にも出ている感じですねぇ。

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そもそも初期、自分家燃やしてるし。もともと激しいタイプの人なんでしょう。

もともと激しい熱いタイプなのに地獄の戦争で心の闇が深くなり……

悩んでるところに、さらに脳みそ欠けちゃった……

闇のど真ん中にいる鶴見中尉が嫌でもよぎる…ああなるのでは、と。

 

実際スチェンカの回では我を失っていましたからこの先も発作でるのか?おかしくなる自分を制御できないと悟って、犠牲死する?不死身だけど。

アシリパさんの幸せは杉元が生きることと分かる日が来て生き続けてくれる?

まあどうなるか分からんけども声も身体も顔もカッコイイからほっとこう笑 なるようになるわい

 

杉元自体今は

相変わらず金塊は欲しい(梅ちゃんの治療費は欲しい)⇒急がないと、とよく言ってるし、脳が欠けてからも「200円くれ」と言ってるし。

アリシパさんへの気持ち⇒自分が元の自分には戻れないほど汚れてしまっている分、アシリパさんには綺麗な目=綺麗な心のままでいてほしいってことなんでしょうかね。

だからアシリパさんに尽くすというか。。汚れた自分の代りに純粋でいてほしいという自分に出来ないことを託している感があるので、執着が異常なんじゃないでしょうか?

 

アシリパさんの小熊のイオマンテの話にもありましたけど、アシリパさんと行動していて知識や行動力やら狩猟能力を素直に尊敬していながら、「あの子」と呼ぶあたり、しっかり「子供」として認識してるんで当然庇護の対象として情も移ってるんですよね。

 

大事なので、ウイルクに「ご立派な大儀だ。誰かが戦わないといけないかもしれない、でもあの子じゃなくたっていいだろ?」と大事な子アシリパさんを金塊や争いに巻き込んだことに怒り心頭だったわけです。大事な人には普通に生活してほしいという願いですね。「脳みそ喰ってヒンナヒンナしててほしい」ってね。

なので、これを見る限りでも残念ながら、今はまだ男女の愛情ナッシング……自分の希望を託す存在ですね。親の愛みたいな。

だからって梅ちゃんへの愛情があるから戻るかというと、どうなんだろう?梅ちゃんの目を治療した後、残された家族を守ることも寅次からの引き継ぎ事項という思考になれるのか、どうしても裏切る気持ちになってしまうから夫婦になることはできないのか…姉畑回でも決死の恋も成就せずか…って色っぽいこと言ってましたけど。

時々、男出すとこがグッときますわい。

 

梅ちゃんに行くにしろ何にしろそもそも「女性」とみられてないアシリパさん…不憫💦

アリシパさんは杉元に男性の魅力を感じてるのですけどねぇ。

まだ「あの子」と言われちゃう容姿なので(丸っこいし)、もうちょっと成長したかんじにならないと女性的に意識はされないだろうし、そうなるとうーん、もう3年くらいかかりそうですが、その頃にはもう金塊決着ついてそうなのでね。最終回までに男女愛は匂わせは出ないかも…。

もしくはこのまま離れ離れで3年間刺青と金塊探し続けて、ちょっと容姿に変化出てから再会とかは待たされすぎでもっと嫌だ(笑)

ちなみに10~12歳離れてるであろう年齢差は問題ないでしょう。アシリパの恋成就願う者ですw

 

とりあえず自分が気になる点だけ書き続けたけど、結局もう素人にはこの先どう話が動くのか分からない(笑) 

なんとなくですが、最後月島さんが鶴見中尉撃ちそうという予感があります。

鶴見中尉に盲信ではないのでね。鶴見中尉がおかしいことは分かっているのでね。

谷垣は3巻4巻の早い段階で救われているので、すっかりイジられキャラになっています。ほのぼの家族愛男女愛友情担当。でもそれで良いと思うんですー。

だって杉元救出で久々に男見せてましたけど谷垣までが真剣に行動しなきゃいけない窮地ってことは、周囲はもうほんとにギリギリの修羅場だと思うんでね、谷垣くらいはイジられキャラでいれるくらいの余裕はあってほしい…という願いあります。

 

 とりあえず結局2週後を待ち、その次を待ち、ってことで(笑) ロシアの懲役徒刑地とされたサハリン

ゴールデンカムイ158話まで謎だらけ。気になる点。その②

ゴールデンカムイの気になるところの続きです。

 

 

 

④尾形の目的がほんと謎

尾形は出自明かされてますけどノーヒントですもんね。外国と通じてるのでは?中央(陸軍本部)と通じてるのでは?などなど伏線探しのプロの皆さんも憶測の域は出ないようです。

本人には目的がないけど、12巻の指紋云々のやり取りを経て、杉元とはどうも相容れないしということでキロランケに話を聞きそっちについたというだけの可能性もありますしねぇ。

でもなあ、キロランケに対して「アシリパが金塊の在り処知ってるってことでいいんだな、記憶の中なのか、思い出させろ。」みたいにしてすごい確認してましたし、目当ては金塊なんですよね、きっと。

 

⑤インカラマッ

狐の女が人間の嫁になろうとして死んだというアイヌの民話を姉畑回でしていましたが、それになぞらえて死んじゃう?

と思いきや、「アイヌの金塊を守りたい」言いながら、網走では躊躇なく「金塊なんて誰が取っても自分(と谷垣)には関係ない」と言い放つ裏表を炸裂させてキロランケとの揉み合いで重傷を負うあたり。

鶴見陣営とキロランケの二重スパイになるためにわざと怪我を負ったのかな?実はキロランケと通じているのでは?と思ったりします。

12巻ではキロランケを本気で怖がっていたけど、そのあと、尾形キロランケとなにがしか利害が通じたので、お互い申し合わせて芝居するつもりが思わぬ重傷を負っちゃったとか。刑務所の屋根に真っ先に上ったのはインカラマッですし、キロランケが尾形に合図出しやすいようにしたのかなとか思ったり。

考え過ぎ?

 

あとは、バッタ公害の際、アリシパとウイルクとの思い出を語るところで、「アチャからインカラマッのはなしを一度も聞いたことがない」というアシリパに、ちょっと意味深な沈黙のカットの後、「ウイルクにとっては私はまだ子供でしたから忘れちゃったのかもしれない」と泣くところ…。

ここすごい怪しいんですよねぇ。なにか隠してますよねぇ。

だって網走でウイルクを屋根から見つけたとき、ウイルクは「インカラマッ…」って言ってますからちゃんと覚えてるんですよねぇ。

谷垣への愛情とチカパシへの親愛は育っているとは思いますが3人生き残るために他を欺くのは続きそう?

 

 続く(どんだけ語りたいんやという感じですが…)

ゴールデンカムイ158話まで。謎だらけ気になる点①

本誌ではしばらく待ちの時期でした。最新号の158話は、山田サーカス団で名前を上げてアシリパさんに生存を知らせるという趣旨の元、不死身の杉元がハラキリ芸を披露するシリーズのまとめ回で、尾形キロランケ御一行の目的地が帝政ロシアに反抗したパルチザンが収容されているロシア領近辺の刑務所ではないかということで、杉元御一行の行く先も決まった回でした。

 

さて、作者の野田先生によるとこのゴールデンカムイ、現在全体の6合目あたりまでお話は進んでいるとのこと。。あら結構進んでるんだね。

「結末やそれに絡む云々は最初から決まってる」ということでね、どうなるのかとっても気になります。

 

そういえば、わたしよしながふみ先生の「大奥」が好きなんですが、それももうほんとに淡々と粛々とポンポンと、ストーリーもエピソードも面白いまま、無駄な引き延ばし回も見られずどんどんどんどん結末に向かって進んでらっしゃいます。

ほんと気持ちいいくらいテンポよく進んでいまして、それでいて面白さは損なわず、新しい謎も出してきて、綺麗にその謎も拾いきってでまた新たなエピソードが始まって、ってこれきっと凄いことですよ。

 

人気あるものってお金儲けしたいから大抵引き延ばしされて引き伸ばしされて、結局、もう読者も飽きちゃって興味なくすか、

引き延ばしのせいで迂回に迂回を重ねたストーリーがひっちゃかめっちゃかになって元の過程から外れちゃった末に、結局最初考えていた結末に終結するもんだから、読者的には「はぁ?なんっじゃこりゃ」みたいな感じで終わったりするので、どうかカムイはスパっと綺麗に上手く終わって欲しいです。

某仮面や某風光るなんて、ラストは決まっていると言いながら、何十年続いていることか…

 

 

以前は飛び飛びで読んでいたのですが、アニメ観てるとかなり記憶も曖昧になってるなーと思ったので、この度コミックスを数冊大人買いしましたー。やっぱり面白いっ!!

で、やっぱり謎が気になるもんで、BBAがぼーっと読んでいて気になったとこを書いてみたいとおもいます。伏線だなんだと詳しいことは全然わかりませんのであしからず。

 

①金塊ってそもそもあるの?

オソマちゃんのお父さん(たまらんいい声の方)が「和人と戦うために金塊を集めていた」「それを一部の男たちが奪った」と言っていたので小樽のアイヌさんには周知のことなんですね。なのでちゃんと金塊はあるんでしょうね。が、隠し方が特殊な気がします。どーんとあるんではなくてなんか分割して隠してるとかw

 

②24人の刺青人皮

これは読者みな感じていると思うんですが、「集めた皮、なんとなく組み合わせてみたりして解析挑戦してないの?」

そこそこ枚数集まってますしね。アシリパさんの記憶?思い出?がカギでそれがないとどうしようもないというけど、そもそも人皮自体それほんとに暗号なのぉ~?という疑問。

 

③キロランケ

金塊は北海道アイヌのもの。ということで北海道アイヌに返したい。というのが一応の建前。

ウイルク(アリシパパパ)とは仲間で、ロシアで解放運動してたらしいというのが土方さん推測でしたが、その真偽が樺太の刑務所向かうことで分かりそうですね。

でも、二人でロシアの仲間に金塊の情報を伝えようとしていたのに「ウイルクが変わってしまった」から悪い…とかどうのこうの言ってましたよね。

だから撃った?可愛さ余って憎さ100倍に?

暗号(人皮)と鍵(アシリパ)があるから思想の変わってしまったウイクルはいらん、と。むしろ自分の目的には邪魔になってしまったと。アシリパさんが双眼鏡で「アチャだ」って断言してから「合図」してたしなー。

で、樺太の刑務所にパルチザンがいるという情報は得られましたが実際キロランケ達が向かうかは判明していません。キロランケがロシアのパルチザンだという情報を元に、ならばそこに向かうだろうと杉元一行が推測しているだけ。

自分の家族も北海道アイヌだから金塊は北海道アイヌに渡すのがよい、と言いながら、もしほんとうに刑務所が目的地で革命仲間の解放を目指しているなら、やっぱりほんとうは金塊を革命資金にするつもりなのかな?

 まだまだどうも謎な人物です。

 

④ウイルク(アシリパパ)

山に潜伏して戦えるよう仕込んだ、アイヌを率いる。ふーん。ジャンヌダルクに例えてましたけど、やっぱり北海道を和人から取り戻すぞーっていう革命の先導させるためにアシリパさんを育てたのか?そうではなくて鯉登少将のお話で代弁されているのかな?

そもそも。ウイルクは本当にアシリパパパなのか、ちょっと疑問です。網走で再開したときも親だったらもっと感動しない?育ての親であって、実の親は他にいるのではとか思っちゃいました。

最初はロシアからの解放運動のために使うつもりだった金塊を、家族をもって考えが変わって北海道アイヌのために使おうとしたからキロランケと対立してしまって撃たれたのかな?

あと、アイヌ皆殺ししたのは自分じゃないって言ってましたね。

じゃあ誰なのか?

 

   続くーーー

 

「ゴールデンカムイ」EDと「るろうに剣心」ED。

ずーっと杉元ボイスを聞いております。あーーー甘い。やわいー。ええ声ー。

 

さて。この先話が進んだら画像も変わるのかなと期待しているMAN WITH A MISSIONさんのOPは「歌詞ピッタリやなーいいわー」と思いながら聞いておるんですが、EDもアニメ視聴のプロの方がたには好評のようです。

皆さまよく観察しておられまして「EDに使われている絵画がゴッホでその由来と杉元がリンクしている」とか「ゆっくり走馬灯形式の縦スライドの画のアニメは良作」などツイートされておりました。

 

エンディングの絵画はゴッホ「糸杉と星の見える道」というのだそうです。

…やべぇ、このタイトルだけでなんか勝手に泣けてきた。

ウィキから抜粋しますと…

Ericksonはこの作品はゴッホが自らの死期が近いと自覚していることを反映していると指摘する[2]。ぼやけた星が左側に、くっきりとした三日月が右側に描かれており、中央には糸杉が配置されている。このことから Ericksonは、古いものと新しいものを表す二つのモチーフを分断するように描かれているこの糸杉を「死のオベリスク」と形容する[2]また道を歩く二人は、ゴッホ自身が仲間を求めていることを表すと分析する[2]

Naomi Maurerもまたゴッホがもうすぐ死ぬことを自覚していることがこの作品に反映されていると見る[1]。人生というものが久遠の流れの中にあることを描こうとしたゴッホは、その旅路として曲がりくねった道を示し、旅人、馬車とその憩いの場である小さな宿屋を描き入れ、そのすべてを支配するものとして、死の象徴である糸杉を画面中央に置いた[1]。また、糸杉の両側に明々と輝く明星と三日月を「地上のシーンに対する宇宙的観点」として加え、これによって「知覚宇宙が愛で満ちている」ことを表そうとした[1]

 

もうこれはまさに…。特に下の「死の象徴である糸杉」糸杉の両側に輝く明星と月、この天と地の対比の構図が宇宙が愛で満ちている様子を表すとか2人を比喩しているとしか思えんですね。「もうすぐ死ぬことを自覚している」とかさーもうさー

……樺太編、嫌な予感しかしねぇ…

 

作者の野田先生が提案されたのか、制作の方が考えたのか知りませんが深いED…。

 

ところで「走馬灯エンディング」と聞いてから妙なデジャブを感じてまして「なんじゃったじゃろか」と思っておったんですが、思い出しました。

これです。

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なつかしい。和月伸宏さんの「るろうに剣心明治剣客浪漫譚-」のアニメEDです。

ミックスも買ってましたー、画集みたいのも買っちまってー、アニメも長崎編途中くらまでは結構観てたコレ。

ED曲の「1/3の純情な感情」とマッチしたストーリーの綺麗な画で儚い雰囲気を出したいいEDでしたねぇ。

縦スライドではないんですが、リアル目に描かれた線路をまっすぐ走る固定の動き(説明下手)の中にキャストが浮かび上がってくる感じがちょっと雰囲気似ているかなと思いました。

 

そして。そしてですよ、奥さん。

奇しくも時代は明治。

主人公はかつて最強の人斬りと言われた男顔には大きな十字傷…

本人はその「人殺し」の過去を悔いており、穢れた自分は人と関わってはいけないとばかりに人々と真に深く付き合おうとはしない「流浪人」…

普段は(もともとも)優しく、困った人を助ける。怒ると鬼で最高に強い…

 

そして作者さん色々あったけど北海道編再開だなんて意図してないのに被る被るww

 

昔から激動の時代と最強に強いけどどこか憂いを持った主人公に興味があったのだね。

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明治編を回想させるこの2枚最強だわー。時代に押し流されるどうにもならない憂いがたまらんわ、横顔も後ろ姿も。

 

そういやこれも一回り差の恋愛もの。アシリパさん、イケるよ!いや杉元いってくれ!

夜更けにイケボ。(ゴールデンカムイ第4話)

あーーーーやべーーーーやべーーよーーーー

 

杉元イケメン――――――っっっっ!!存在が罪っ!!(by部長)

 

 

いいですねぇいいですよぉ第四話。ザッシュザシュシビアに遣り合うお話好みです。

前半の謎のコント部分は、……うん、きっとこの先ちょっとずつ噛み合ってくるはずな雰囲気は見えつつある。

 

今のところ基本、渋くサラリと進んでいってます。「娼婦」ってサラッと言ってるし、お団子の串ざっくりもサラッとやりやがった。来週は何と言っても腸が見所なので腸も出すんだべな。

いいね。容赦なく残酷場面やったほうがいいよ。そうじゃないと本当のところが見えにくくなるからね。

 

二階堂ちゃんも出てきました。

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で、杉田智和さんがちょっと滑稽な声色と演技でして「あらーいいじゃない♡」。こういう話し方もされるのですねー。蜻蛉風の話し方(割と淡々)と声(低音)のキャラが多いと思っていたので「役者なのねーやっぱり。」と感心。

 

そしてなにより第四話はオソマのお父さんが良い味出してましたねぇ。声が渋いっ!!演技が映画のよう!!

 

そして相変わらずイケメン杉元。相変わらずのイケボっ!!!!イケボ!!!

アホみたいにツイッター漁ってますが、誰も悪く言っておらん(多分)顔に合ってる声~

 

蕎麦屋の前で俺を殴ったのは……お前だな……」

 

やーーーん♡  杉元ーーったまらんーっエロいーっ!

 

公式サイトだったかに「杉元は戦争帰りだから拒絶するような、人と距離を置くような話し方にして」とか演技指導されたということで、あーなるほど。

確かに今回までは、お食事とか村での普通の時は普通の兄ちゃんでギャグもやってるし、口調も砕けてるんだけど、要所要所人に壁作るって感じ、出てますよね。優しいのに、なんか突き放すような打ち解けないような冷たい感じ。アシリパさんに対しても。

きっと今救出されたらその壁を取り払うのかなーと思ってます。

 

杉元はやっぱりね、「あの子に」(この先の話で出る)とかアイヌのガキに案内させて」とか台詞が出るように、アシリパさんが「子供」っていうことも、当時の和人にとって「アイヌっていう扱いがどうなのか」も判っていつつ、接し方は紳士で謙虚なところがいいよねぇ。

 

アシリパさんに最初から「さん付け」なのも(今のところ)金塊探しの同士ということで対等に接する気持ちがあるってことよねぇ。アシリパさんが足りないところは護って補って、自分が足りないところは助けてもらってっていう関係で。ちゃんとした人だわ。

壁が取れてこれからは優しさと信頼全開のおはなし方になるの?で、尾形達には今どきな兄ちゃん口調?シリアス場面では超絶イケボ?

じゅるり…何度も美味しいぜ…

 

それにしてもさーあ。アシリパさんはフチの件やら、鶴の件で、微妙に杉元を意識するところもみられるけど、そろそろ杉元がアシリパさんを意識するとこやっとくれよー、ねえ本誌ー。

……まあ世間的に未成年と云々っていうのがタイミング悪いけども。

そこは黒きわきわのグレーゾーンを突き進む「ゴールデンカムイ」ならやっとくれよー。

早く再会させとくれ。

先週の上からイケメンと「ちょっと変わってるんじゃないの?」のエッロい声もいいけど、今週の小熊ちゃん抱っこの「重くなった?」も捨てがたい。

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