なかなか話が進まないのでしばらく傍観していました。勇作さん幽霊から数話、勝手に振り返りします。たくさんの人が色々感想書いておられるので今更ですが…。。
【杉元がちょっと優しさ戻ってて嬉しい件】
リュウにも灯台守夫婦さんにも、手に金槌がくっついてしまった鯉登さんにも、そして尾形にさえもお人好しっぷりを発揮していました。嫌な奴っぽくなってたので久々に優しさ見れてよかったー
「山猫の子は山猫」については
「一家全員結核だからおまえも危険に違いない」と迫害された杉元、
「島の嫌われ者で殺人者の噂のある父親の子だからお前もダメなやつに違いない」と迫害されていた月島さん
が、揃って陰口を否定していて「よいぞよいぞ」と思えました。杉元はおもっくそ殺意もって殺されかけたにもかかわらず、月島に至ってはお銀の回で生まれた赤ん坊に対して「生粋の殺人者になる」と言っていたのに、そういう下等な陰口は否定するところが好きです。
鯉登さんも「大っ嫌いじゃ」とは言っているものの、あの出来た父親に育てられた上に、何気に常識人ですから、下衆な兵と一緒になって陰口叩いて挑発はしてなかったのではと思われます。好き嫌いに関わらず尾形の有能っぷりにはきっと一目置いているでしょうし。
【尾形…】
ファンの方たちの中ではいい意見と悪い意見が出ているんですが、「ヒンナ」の件です。
私は、杉元射殺未遂と勇作さんのことを比べてみました。
・勇作さんがいなくなったら、親が自分を思い出してくれるかもしれないと思った。
と父親殺害のとき言っていたので
・杉元がいなくなれば、アシリパさんは自分だけを褒めてくれるかもしれない(恋愛感情とかではない)。
ということで殺す必要はなかった杉元を撃ったのでは。
ただ愛情欲しいだけならいいんですがこじれているのが、「自分が好いている者から自分へ向かっての愛情が欲しい」ので、自分が好いている者の気持ちが「他者」に向いていたらその「他者」を排除しよう」と思ってしまってるのではないかというところです。
愛情不足で育った尾形なので「愛されたい」んでしょうな。親から子への無償の愛的なものに飢えている。結局親が好きだったんでしょうね。だから「もしかして勇作さん死んだら俺の事好きになってくれるかも」「好きになって欲しい」と思ったんじゃないですかねぇ。その歪んだところを鶴見中尉に誘導されてしまって実際勇作さんを殺してしまった…
あと誘導に負けて殺したものの、自分に好意を持ってくれる心が強くて優しい男気もある勇作さんのこと好きだった。だから罪悪感がスゴイのではないでしょうか。
親父さんを殺した時には、「勇作さんを殺してみたのに自分を好きにはなってくれなかった。殺していいや」ということで可愛さ余って憎さ100倍というか…それで罪悪感はなかったのでは。
なので、「ヒンナ」の件は、「自分の成果を褒めてくれるアシリパさんが好きなので、尾形なりに杉元に成り代わってアシリパさんを喜ばせようとしている」というところかなと思っとります。
別に杉元に成り代わる必要はないのに不器用すぎる…。愛情受けたことないから愛情の注ぎ方が分からんだろうね。そして歪んでる…。やり方がサイコパース。
古い尾形がこれなので、この先勝手に想像しているNEW尾形に生まれ変わるときは「相手からの愛情があろうがなかろうが自分はひたすら愛する、愛してるから相手の幸せを考える」っていう気持ちを持てるようになるっていうのが見れるのかなー。それともほんとに誰か死ぬのかなー
あとは最新話。ソフィア(現在)ってwww
杉元谷垣遭難回で老夫婦の灯台が出てきたのは脱獄計画の伏線だったのかー
杉元が灯台の光を「月」と間違えたので、キロランケが待っているのは「月食」かなー
月のない真っ暗な夜に脱獄させて夜陰に紛れて灯台で落ち合うのかなー、でも灯台だけ光ってたらみんなそっち行っちゃいそうだけどもどうなのかなー
スヴェトラーナも揃ったし、そろそろ大きなお話ドーンと欲しいです。