chocomotan’s blog

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2018版犬神家の一族は舞台仕様。

ネットでは酷評だったらしいフジテレビ「犬神家の一族」2018年版ですが私は最初にその酷評を見てしまったせいか、主役の加藤さんにしても松子役の黒木さんにしても

 

え、そんなに悪くないけど……

 

と思ってしまいまして。

 

金田一耕助役 加藤さん、滑舌と発声はアウトでしたが、演技は悪くなくない?キャスト解禁のときも書きましたが、ちょっと変わってる感が元々ある方ですし、変わり者感出てましたけどね。「へ?」とか「え?」とか言ってるとことか素の変わり者感ありましたけども。

 

番組全体学芸会と言われていましたけども笑、たぶん生瀬さん小野さんはじめ他の俳優さんもみんな舞台用に演技されてたんじゃないかなーと思いました。芝居のこと知らんけどね。勝手な推測だけどね。

 

撮影時間も短かったぽいのと、設定が設定なので普通のドラマお芝居では設定に負けてしまうのと、あとちょっと昭和っぽさを出すための大袈裟演技だったのでは?なので昭和の感じに慣れてない視聴者は「なにこれ」となったのかなーと。

りあんレトリィバさんのネタで、昭和の映画女優の話し方や演技のネタがありますけどあんな感じのもっと舞台用演技というか。

 

賀来賢人さんはすごく高評価でしたが、ちょっとだけ地味に見えました。なんでかっていうと設定のデカさに対してオーバー感がなかったから。ドラマ用のお芝居だったので自然体重視というかリアリティ重視というかね。だから今どきの視聴者には高評価。もちろん上手くて、めっちゃカッコよかったですね。

 

黒木さんも言われてるほどお嬢様芝居でもなくて良かったと思うんですけど。最後の殺人のとことか頑張ってたと思うけど…。ちなみに自分の一押し「松子」は2004年フジテレビ、稲垣吾郎さんが金田一役だったとき犬神家の一族三田佳子さんです。

 

当時確か息子さんが事件起こしてたような。で、お小遣いの額(中高生に1か月50万あげてたってね…)にも犯罪に対しても世間の目が厳しかったところにほとぼり冷めたかなってことで出てきた記憶があるんですけど(違ったかな?)

そんな周りの負の印象を拭い去る圧巻の松子でした。上品だけどヒステリックなとこもあって貫禄もあって、最後のところの諦めたやさぐれ感もすごく上手くて、まあとにかく凄かった。

 

中身はどんどん規制が厳しくなるテレビ内では頑張ったほうですよね。首カットに血まみれ殴打に、レイプ未遂にとね。そもそも規制規制言ってたら金田一耕助シリーズなんて全部グログロエロエロ因習差別田舎の格差etcと規制ばっかりなので、今の世で放送出来ませんもん。

 

ひとつだけ謎のアレンジされて猿蔵だけなんか改変されてましたけどなんで?本来猿蔵は怪しいけど結局なんもしてないんですけど。

 

作りが雑だと噂されたスケキヨマスク。多分目の開きが小さいのと色が白いのとツルっと感がスゴイので量販店感が…

f:id:chocomotan:20181228231427j:plain((c)フジテレビ・2018年「犬神家の一族」より)

こっちは2006年の映画版

f:id:chocomotan:20181228231747p:plain(c)2006 犬神家の一族制作委員会より